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2012
07.28

村松著 ...ブルーデニム

近年デラックスウエアは、ヴィンテージミシン設備による自社工場を設け、モノ創りへの追求に十分な環境を確立致しました。
それは、誰もが「まさか有り得ない」と声にするほど内容と実働現場ですが、その辺の御紹介は先々にとっておきましょう。

さてさて、その工場設立も相成って、私の「ブログ著」率も激減してしまいましたが久しぶりに一筆したいと思います。

デニムへの想いを。

現在デラックスウエアでは、デニム「ジーンズ」は二型リリースしております。
この二型の違いは[リアル/Lot:DX066A]と[理想/Lot:DX076A]となります。
今回は、その内の一つ[リアル/Lot:DX066A]について少し触れたいと思います。

この[Lot:DX066A]は、ヴィンテージデニムを再現したものである。
現在は、こういったジーンズは「レプリカジーンズ」と呼ばれる事が多いが、あえて私は再現という言葉を使用させて頂いた。それは、再現という言葉に相応しい内容から。

まず私は、このデニムの企画にあたって一番先に資料を集めたのが「アメリカの現状」であった。
デニム生地はヨーロッパで生まれたファブリックだが、ジーンズはアメリカで産声をあげたことは多くの方が知る所だろう。しかし、その「当時のジーンズ」に見せられればられるほど、その色にその生地感に現在との差を感じずにはいられなかった事が大きい。そのため、デニム生地を織る織機に掛ける前までの工程をアメリカ本土で行おうとしていた。
 大きく言って理由は二つ。一つは水が異なる。日本は「軟水」だがアメリカは「硬水」という水質であること。そしてもう一つは気候である。四季が有り湿度の多い日本に比べ、アメリカは乾燥し日差しの強い(場所によるが)ことから半アメリカ製造を目指した大きい要因である。さて、気になるのは「その違いによって何が変わるのか」ということだろう。
まずは水。デニムはロープ染色という染色方法を必ず行うが、水の水質によってインディゴ染料の付着・浸透から色合いまでもが変わってしまう。そして気候。これはあくまで推測になるが、当時ジーンズは作業パンツであるため、最善の管理をしていたとは考え難い。織り上げたデニム生地を乾燥し陽の当たる所でも平気で積み上げたと推測する。すると、その気候が故にデニム生地から水分が蒸発し、乾燥しきった状態になっていただろうと。しかし気になるところは、雨などにより生地が再度湿気を吸い込む再吸湿だが、これも知ってか知らずかきちんと再吸湿を防ぐ内容(材料)にされていたようだ。

話は戻るが、アメリカでなくてはならない理由が存在する。そのためにアメリカで半製造を目指したのだが、その夢はあえなく奈落の底へ。アメリカ博物館に残る資料、各業界の重機や機器からおった時代の流れと供給内容、当時の製造背景(デニムではなかったが)を舞台にした映画から調べた土地土地。いずれも「現存せず」。現在の製造拠点は「アジアへ」という言葉のみが結果である。

しかしながら、そこで簡単に諦める性格を持ち合わせていない私であるから、「国がダメならやり方・創り方で」という企画に方向修正した・・・


と今日はここまでにさせて下さい。「さわり」ということで。

DSCF0190_convert_20120728183637.jpg


DX066A+rg_convert_20120728155402.jpg


DX066A+vin_convert_20120728155348.jpg


私がサンプルで約3年穿いた[DX066A]



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デラックスウエアは、ヴィンテージ衣料が創られた時代の古き哲学に基づいて衣料を制作するアメリカンカジュアルメーカーである。
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